Life changing : ヒトが生命進化を加速する

本学の学食のチキンの唐揚げ定食はカリっと揚がっていて最高においしい。私の大好きなメニューだ。

さて、この本の第6章には「ニワトリの時代」というタイトルで、ヒトにより家畜を都合よく改良し量産してきたことが書かれている。家畜は世界の哺乳類の60%、鳥類の70%を占めるというのは驚きだ。ニワトリは220憶羽も飼われていて、短期間に成長し肉をとることができるように改良が加えられ、狭いケージの中で工業生産的に飼育されている。世界の3分の2の家畜は工業的に飼われているという。
私たちが何気なく食べている唐揚げやハンバーグがこうした家畜の改良があるという背景を知ることが、持続可能な社会を考えるうえで知っておく必要がある知識だろう。「食肉生産の効率性」と「持続可能な社会」のバランスをどうとるのか考えさせる本である。