REVIEW
HIU Books
図書館のオススメ
となりのヤングケアラー : SOSをキャッチするには?
「家族のために頑張る」を考える一冊
「ヤングケアラー」という言葉を聞いたことはありますか? ヤングケアラーとは、家族の介護や世話、家事などを日常的に担っている子どもや若者のことです。『となりのヤングケアラー』は、その当事者たちの声を通して、私たちの身近にあるけれど見えにくい現実を伝えてくれます。
学校生活や友人関係、進路選択など、同世代の多くが当たり前に経験することと、家族を支える役割との間で揺れる若者たち。この本を読むと、「家族のためだから」とひと言では片づけられない複雑な思いや、その背景にある社会の課題が見えてきます。
福祉や教育に関心のある学生はもちろん、人とのつながりや支え合いについて考えてみたい人にもおすすめです。これまで気づかなかった誰かの日常を知ることで、「困っている人をどう支えるか」「支えを必要とする人に社会は何ができるか」を考えるきっかけになる一冊です。
