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ディープラーニング学習する機械 : ヤン・ルカン、人工知能を語る

LeNetの発明者が語る人工知能とその歴史

ヤン・ルカンは画像認識のAIの主な技術である畳み込みニューラルネットワークの創始者であり、LeNetを考案した研究者である。AIを勉強する学生は聞いたことがある名前だろう。

この本で面白いのは、AIの歴史とルカンの自伝とを織り交ぜて語っているところだろう。1970年代のAIの冬の時代といわれる時期に日本人の福島邦彦氏が畳み込みニューロンの基礎であるコグニトロンを発表している。この研究にルカンは興味をもちAIの世界に入っていく。
手書き文字の自動認識AIの発明により大量の郵便物をさばけるようになったのは彼のおかげである。また、ルカンがNEC研究所で研究するなど日本とのかかわりがとても興味深い。

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